プロジェクトグループ直観 × プロセス

観念プロセス

Ideational Processes

観察を理論へ統合する

プロジェクトグループは、人がどんな種類のプロジェクト(課題の立て方・進め方)に向かうかで 32 タイプを 4 つに分ける小集団分類です。観念プロセス群は、ばらばらの観察を一つの大きな理論へと翻訳する総合者・統合者のグループです。

このグループの性格

原典では、このグループは次のように記述されています。

このグループは、具体的な観察を全体の理論へと翻訳する。総合者・統合者である。哲学的・宗教的な構想に傾き、しばしば宗教と科学、合理主義と神秘主義を統合することを目標とする。生体エネルギーや超感覚的知覚を好んで主題とする。科学性と人文性の交差点で働く。

── グレンコ『老化と更新の波 ── ユング的アスペクトと結びついた進歩の方向性』(1996) より

原典の言う「翻訳」とは、個々の事実をより上位の枠組みへ移し替える働きを指します。観念プロセス群の思考は、細部を丹念に拾い、順を追って積み上げながら、最後に全体像へと到達する帰納的な進め方を取ります。関心は「これは何から生じたのか(原因)」に向かい、滑らかで一貫した、目標の定まった発展を志向します。

その関心の核は、世界を説明する枠組みそのものを作ることにあります。だからこそ哲学・宗教・神秘と科学を一つに束ねようとし、抽象的な体系の構築に喜びを見いだします。強みは複雑な現実を一望に整理する構想力にあり、弱みは抽象の階層を昇りつめて現実から離れやすいことにあります。

4 群のなかでの位置

プロセス結果直観感覚観念プロセス一般的結果具体的プロセス具体的結果

観念プロセス群は、知覚(直観)と進め方(プロセス)の組合せで定まります。プロセスは物事を拡散的に開きながら進め、結果は収束的に絞り込んで仕上げます。

意味
直観対象の背後にある可能性・本質・全体像を捉える知覚
プロセス物事を連続的に展開する進め方。細部から全体へと開きながら(拡散的に)進む

所属する 8 タイプ

EIE-Q 指導者 EII-D 共感者 IEE-Q 相談役 IEI-D 預言者 ILE-Q 探究者 ILI-D 戦略家 LIE-Q 統率者 LII-D 設計者

Model K のサブ分類 ── 静的/動的(Ni/Ne)

このグループはさらに、知覚機能の性質(静的/動的)によって 2 つに分かれます。直観群では、これは主導的にはたらく直観要素が Ni(連続的・時間的にとらえる直観)か Ne(離散的・空間的にとらえる直観)かの違いにあたります。Ni は出来事を一本の時間の流れ・因果としてたどり、一点へと束ねていきます。Ne は可能性を同時に並ぶ離散的な選択肢として広げます。Model K の Q/D 体系で、各極 4 タイプずつになります。

動的(Ni)── 連続的・時間的

時間の流れに沿って未来の一点へ展望を収束させ、壮大で理想化された構想に向かいやすい。

EIE-Q 指導者 IEI-D 預言者 ILI-D 戦略家 LIE-Q 統率者

静的(Ne)── 離散的・空間的

可能性を同時に並べて開き、実現しうる複数の選択肢を探りやすい。

EII-D 共感者 IEE-Q 相談役 ILE-Q 探究者 LII-D 設計者

※ この静的/動的の分割は 4 群すべてに共通し、プロジェクトグループ全体を 8 つのサブ群に細分します。上記は群レベルでの傾向を示すものであり、個々のタイプを断定するものではありません。

内部構造 ── 平均快適度 42.9

観念プロセス群の 8 タイプは、価値観を共有するクアドラのような結束した群ではなく、羅針・帰属・親族・共鳴などの関係に加え、疑似同一・共依存といった緊張関係も含みます。立場の異なる者たちが「同じ種類のプロジェクト」へ向かうことで結ばれる、実務的な集まりです。

内部の関係ペア数
羅針4 ペア
疑似同一4 ペア
共依存4 ペア
緊張受益2 ペア
監督2 ペア
ビジネス2 ペア
帰属2 ペア
親族2 ペア
共鳴2 ペア
緊張恩恵2 ペア
選手2 ペア