ILE-D 「構想家」
Intuitive Logical Extratim (Declatim)
「Visionary」
「逆説と理論で世界を再発明する知の設計士」
ILE-Dの15の特性
直観
Intuitive
論理
Logical
宣言
Declative
外向
Extravert
非合理
Irrational
静的
Static
陽気
Merry
賢明
Judicious
貴族主義
Aristocratic
気楽
Carefree
譲歩
Yielding
結果
Result
戦術
Tactician
構成主義
Constructivist
否定主義
Negativist
「直観(Intuitive)」特性の解説

直観は、「精神的プロセス(心理機能)」のひとつであり、具体的な現実から距離を置いて、見えないパターンや可能性に意識を向ける傾向を持ちます。

• 理想主義的で空想的な傾向がある
• 細部よりも「全体像」や「背後の意味」を捉えようとする
• 現実よりもアイディアや抽象的な概念に関心がある
• 物理的な衝突にはやや不慣れで慎重
• 実践よりも「理論」や「可能性の探究」に興味を持つ
「論理(Logical)」特性の解説

論理とは、「事実」「仕組み」「手順」「客観的な真理」に焦点を当てる心理機能です。

• 論理的な根拠に基づいて意思決定を行いやすい
• 「正しいか間違っているか」という判断を話題にしやすい
• システム、構造、分析的な思考への興味が強い
• 対人関係の摩擦が起きやすい傾向
• 論破や議論を好み、感情的説得をあまり重視しない
• 倫理的な操作や感情による誘導に弱いことがある
「宣言(Declative)」特性の解説

会話スタイル
• 会話が**独白的(一方的)**になりやすく、話の主導権を握る
• 発話が断定的な口調で進行する(たとえ質問でも語尾が強い)
• 相手が話し終わるのをじっくり待ってから、自分の話に入る
• 「自分の話が終わるまで割り込まないで」というスタンスが強い

発話の傾向
• 話し始める前に、聞き手の注意をしっかり引きつけようとする
• 質問をする場合は本当に必要な情報を得たい時だけ
• 会話は一人ずつ話す交代制のようなスタイルになりがち
• 話の構成がしっかりしており、起承転結や意図が明確

書き言葉の特徴
• 質問文は少なく、内容の説明・主張が完結した文体
• 情報を伝えるための文章が多く、反応を求める文は少ない
「外向(Extravert)」特性の解説

観察者の外側にある「物体・人物・出来事」の性質に焦点を当て、それらを直接的に捉えようとします。

• 精神エネルギーが外側に向かいやすい
• 人と関わることでエネルギーが増加
• 一人でいるとエネルギーが減少
• 活動的・行動的で、外部環境に敏感
• 主体的に行動を起こす傾向が強い
• 初対面でも打ち解けやすい
• 自己アピールが得意
• チームワークや協働作業を好む
「非合理(Irrational)」特性の解説

非合理(Irrational)とは、感覚やひらめき、身体・心の「状態」への感受性に焦点を当てた知覚スタイルです。

• 状況に応じて様子を見ながら行動する、即興的な傾向がある
• 柔軟で寛容な傾向がある
• 意思決定を頻繁に変更することがある
• 多くのことに手をつけるが、途中で飽きてやめることもある
• 動作が滑らかで柔らかい印象
• リーダーシップは「民主的(ボトムアップ)」になりやすい
• ストレス耐性は高め
「静的(Static)」特性の解説

• 世界を「状態(state)」として捉える傾向があります。
• 物事の変化よりも安定性や性質そのものに注目します。
• 出来事を「連続的な流れ」としてではなく、独立した場面や瞬間の集まりとして記憶する傾向があります。
• 状態や関係性の固定された構造を重視する。
• 因果関係よりも「同時性(このとき何が存在していたか)」に注目。

特徴的な行動や認知の例
• 記憶を「静止画のような場面」で思い出す
• 人間関係やルール、価値観の「枠組み」への意識が強い
• 現在の状態がどうであるか、という「今ここ」の把握を重視する
• 同じことを繰り返す中に安定や本質を見出す傾向
「陽気(Merry)」特性の解説

感情と関係性
• 感情の雰囲気を自然に読み取り、場の空気に敏感
• 「楽しい」という感情を活動とは独立した要素として扱える
• 出会いは形式にこだわらず、目的が明確であれば自然に関係を築ける
• 名前や肩書きなど形式的な情報にそれほど重きを置かない

世界観・判断スタイル
• 絶対的な正しさよりも「主観的な基準」を重視
• 他人の考え方を自分と比較しながら理解しようとする
• 「正しさ」は個々の立場によって異なると考える
• 自分なりの「世界の見方」や「枠組み(概念)」を提示する傾向が強い

行動傾向
• 「こうすべきだ」とは言わず、「こういうふうに見ることもできるよ」と提案する
• 自分が楽しいと感じる状態は、関与・興奮・参加であり、受動的な娯楽とは異なる
• 人の行動が気になっても、「なぜそうしたのか」をまず問う

話し方・語彙
• 「私の理解では」「私の観点から」「こう感じた」など、主観を前提に語る
• 会話や議論は、定義や用語の「すり合わせ」が重要だと考える

倫理タイプは主観主義(陽気)に寄りやすい
「賢明(Judicious)」特性の解説

• 自然な状態:リラックス
• 活動の前に整えてから動く(準備 → 動作)
• 一度に全部ではなく、段階的に進めて途中で休む
• 外的刺激がないと行動を開始しにくい
• 「考えること」「整えること」に重きを置き、決断や実行は自動的・流れで行われる
• 結果よりも**環境や働きやすさ(自由・快適さ)**を重視
• 「準備段階」に意識が向きやすく、決断の瞬間は曖昧

口癖・語彙傾向
• 「まだ決めてないけど、まあどうにかなる」
• 「まずは整えてから始めたい」
• 「考えてる段階が一番大事」
• 「やる気が出たら動くよ」
• 「タイミングが来れば自然にそうなる」

行動の特徴
• 物事を「モデル化」してから動こうとする
• 決断は「状況に促されて仕方なく」なされる感覚がある
• 「休むための働き方」や「自分のペース」を最優先
• 「いつ決めたか覚えてない」「なんとなくやってた」
「貴族主義(Aristocratic)」特性の解説

人々をグループ(社会的カテゴリ、職業、属性など)で捉える傾向がある。初対面での態度や関係性は、その人が属していると思われる集団への評価に基づくことが多い。

• 他者を「〇〇出身」「〇〇界の人」といったラベルや集団に基づいて捉える傾向がある。
• 集団内での序列や立場、「うち」と「よそ」の区別を重視する。
• 「あの人は〇〇の典型的な代表」といった言い回しを多用。
• 交友関係や信頼は、その人が属していると思われる集団への評価が影響する。
• 自他ともに「社会的な役割」や「立場」で語られることに馴染みがある。
• 「私たちのグループ」「うちの仲間」といった意識が強い。
「気楽(Carefree)」特性の解説

特徴
• 今ある情報・状況に基づいて臨機応変に判断
• 問題ごとに新しい方法(アルゴリズム)をその場で構築する
• 「準備」よりも「その場の対応」が重要
• 答えの中に自然と解決までの流れが含まれている(過程をいちいち説明しない)
• 「全部を予測するのは無理」が基本スタンス
• 過去の知識や広範な背景より、「今ここで何ができるか」を重視

話し方の傾向
• 「なんとかなる」「とりあえずこれで」「その時考える」
• 「準備してもどうせ忘れる」「現地でなんとかする」

例(旅行準備のケース)
• 「必要最低限だけ持っていく。荷物は軽く」
• 「娯楽や遊びは現地で探せばいい」
• 「何が必要かは現地でわかる。だから全部は準備できない」
「譲歩(Yielding)」特性の解説

本質的な価値観
• 「リソース(持っているもの・能力)」は神聖不可侵
• 「関心(興味や目標)」は柔軟に変えられるもの

行動と心理の特徴
• 「できないこと」は潔くあきらめる:「できないなら、もう興味も持たない」
• 興味や目標は、リソースに応じて調整する:「面白そうだけど、今の自分には無理」
• 他者との会話や対話では、自分の関心をオープンに共有しやすい
• 自分の所有物や身体的リソース(時間、空間、金銭、体力など)に対する侵犯に非常に敏感
• 他人が土足で踏み込むと、普段穏やかでも激しく反応する

発言例
• 「興味があっても、できなければやらない」
• 「持っているリソースに応じて、自分の関心も変わる」
• 「自分に無理なことは最初から避ける」
• 「興味は変えられるけど、持ち物や時間は譲れない」
「結果(Result)」特性の解説

主な特徴
• 物事を結果や目標に向けて俯瞰的に捉える
• 始まりと終わりの区切りを意識する
• プロセスにはあまり没入せず、複数の事柄を並行処理しやすい
• 書籍や情報を飛ばし読み・要点読みする傾向
• 全体像を掴んだ後に、詳細へ向かう「トップダウン型」

発言傾向・語彙
• 「結果」「目標」「始まりと終わり」「区切り」「見通し」などの語を多用
• 「要するにどうなるの?」「それで終わりなのか」などの反応

行動傾向
• 過程よりも「どこに辿り着くか」を重視
• 終わりが見えない作業には強い不快感や苛立ちを感じる
• 複数のタスクを同時進行で管理する「マルチタスク型」
「戦術(Tactician)」特性の解説

思考と行動の特徴
• 重視するのは現在の選択肢や状況の中での最適な「手段」や「進み方」
• 「何を目指すか」よりも「どう進むか」を大切にする
• ゴールは状況に応じて変わる:ルートに合う目標を見出す
• 未来の理想より、今できる選択肢を広げることに関心がある
• ゴールに到達すると「空虚感」や「方向感覚の喪失」を感じやすい

行動傾向
• ゴールよりも道筋や実行可能性を優先して計画を立てる
• 長期目標を立てるのが苦手、あるいは避けがち
• 「こうなるかも」「これもできるかも」と複数の道を想定
• 他人に「目的は何?」と聞かれると戸惑うことも

よく使う語彙
• 「方法」「手段」「流れ」「やり方」「タスク」「とりあえず」
「構成主義(Constructivist)」特性の解説

会話・人間関係
• 会話では感情表現を最小限に抑え、実務的・具体的な話題を優先
• 感情的なやりとりを省略しようとする:「とりあえず結論から話そう」
• 相手の気分よりも、問題解決や提案を重視

感情との関わり
• “感情アンカー”(好きな場所・映画・本など)を繰り返し利用し、自身の感情を安定させる
• 一度感情に入ると長く引きずるため、ネガティブな感情を避ける傾向
• 映画や音楽を再体験して、良かった感情を再現する

行動傾向
• 感情的な対話よりも実務的な活動を通じた交流を好む
• 他人の感情や悩みを切り離すのが難しい(自分に引き込んでしまう)

発言例
• 「慰めよりも具体的な解決策がほしい」
• 「映画は内容がよくなくても、泣けるシーンがあると印象に残る」
• 「感情的になるのが怖いから、感動系の映画は避ける」
「否定主義(Negativist)」特性の解説

認知・表現の傾向
• 物事を「欠けているもの」「不足している部分」から捉える
• 問題や欠陥、未達成を見抜き、解決したくなる傾向
• 初対面ではやや距離を置き、慎重に判断する
• 肯定よりも否定表現を多く使う(「〜ではない」「〜しない」など)
• 問題を提示する際「〜は良いけど、〜が足りない」など否定的観点から入る

例文(否定形による情報提示)
• 「このグラスは半分空だ」
• 「まだ6万2000ドル足りません」
• 「それは違うと思う。なぜなら…」
ILE-Dのグループ
アンチガンマクアドラ
Anti_gamma_quadra
柔軟操縦気質
Flex-maneuvering
研究クラブ
Researchers
コミュニケーションスタイル
ビジネスライク
Business-like
恋愛スタイル
子供っぽい
Child-like
モチベーション
独自性
Uniqueness
ストレス耐性
強い
Resistant
プロジェクトグループ
一般的結果
General Results

あなたの診断結果を友達にシェア
1.「構想家」の特徴
「未来の構造を見抜き、秩序化する戦略的構想者」
ILE-Dは、先々の可能性を読み取る逆説的直観と、緻密な論理構築力を組み合わせた“知のマスター・プランナー”です。表面的には自由奔放なアイデアマンに見えることもありますが、実際には裏側で論理的整合性とシステム的秩序を強く意識しています。未来を先取りしつつも、社会や集団の中で実装可能な形に落とし込む実務的感覚を持っています。

「精緻なシステムを好む論理整備士」
世界の背後にある構造やルールを見抜き、それを明文化・体系化するのが得意です。ネガティブな仮定やリスクに敏感であり、物事をより安全で効率的に機能させるための制度設計やプロセス改善に価値を見出します。他者の発想を咀嚼し、自分のフィルターを通して洗練させるのが得意です。

「行動は合理的で、成果主義的」
面白さや実験性よりも「意味があるか」「成果につながるか」を重視します。本人にとってプロジェクトはあくまで集団全体にとっての有用性や実現性が問われるものであり、目的に向けた明確な計画と評価軸を必要とします。気まぐれな変化よりも、長期的な整合性や責任の所在を重んじます。

「流行や同調圧力を利用し、論理に基づいて説得する」
感情的にアピールするよりも、集団の価値観や論理的一貫性を武器に他者を動かそうとします。共通の言語やムーブメントに乗せることで、理解を得ようとする傾向があり、同調的な態度を見せつつもその裏では鋭い判断力を発揮します。個人の感情にはあまり立ち入らず、構想や思想を通じて関係を築こうとします。
Socionics

私たちについて  お問い合わせ  プライバシーポリシー