LSE-D 「実務官」
Logical Sensing Extratim (Declatim)
「Executive」
「整えて、動かして、やり遂げる」
LSE-Dの15の特性
感覚
Sensory
論理
Logical
宣言
Declative
外向
Extravert
合理
Rational
動的
Dynamic
深刻
Serious
賢明
Judicious
民主主義
Democratic
先見の明
Farsight
譲歩
Yielding
結果
Result
戦術
Tactician
感情主義
Emotivist
肯定主義
Positivist
「感覚(Sensory)」特性の解説

感覚は、「精神的プロセス(心理機能)」のひとつであり、具体的・実体的な情報に集中する傾向を持ちます。

・現実的で地に足のついた考え方をする
・全体像よりも「細部」に着目しやすい
・周囲の状況に敏感で「今ここ」に意識を集中する
・物理的な衝突や実務に比較的慣れている
・理論よりも「実践」への関心が強い
「論理(Logical)」特性の解説

論理とは、「事実」「仕組み」「手順」「客観的な真理」に焦点を当てる心理機能です。

• 論理的な根拠に基づいて意思決定を行いやすい
• 「正しいか間違っているか」という判断を話題にしやすい
• システム、構造、分析的な思考への興味が強い
• 対人関係の摩擦が起きやすい傾向
• 論破や議論を好み、感情的説得をあまり重視しない
• 倫理的な操作や感情による誘導に弱いことがある
「宣言(Declative)」特性の解説

会話スタイル
• 会話が**独白的(一方的)**になりやすく、話の主導権を握る
• 発話が断定的な口調で進行する(たとえ質問でも語尾が強い)
• 相手が話し終わるのをじっくり待ってから、自分の話に入る
• 「自分の話が終わるまで割り込まないで」というスタンスが強い

発話の傾向
• 話し始める前に、聞き手の注意をしっかり引きつけようとする
• 質問をする場合は本当に必要な情報を得たい時だけ
• 会話は一人ずつ話す交代制のようなスタイルになりがち
• 話の構成がしっかりしており、起承転結や意図が明確

書き言葉の特徴
• 質問文は少なく、内容の説明・主張が完結した文体
• 情報を伝えるための文章が多く、反応を求める文は少ない
「外向(Extravert)」特性の解説

観察者の外側にある「物体・人物・出来事」の性質に焦点を当て、それらを直接的に捉えようとします。

• 精神エネルギーが外側に向かいやすい
• 人と関わることでエネルギーが増加
• 一人でいるとエネルギーが減少
• 活動的・行動的で、外部環境に敏感
• 主体的に行動を起こす傾向が強い
• 初対面でも打ち解けやすい
• 自己アピールが得意
• チームワークや協働作業を好む
「合理(Rational)」特性の解説

合理(Rational)とは、意志決定や感情表現といった「行動」や「意思」に焦点を当てた知覚スタイルです。

• 事前に計画を立て、早めに決断を下す傾向がある
• 意思が固く、頑固に見られることもある
• 一度決めたことを変えたがらない
• 始めたことを最後までやり遂げる傾向がある
• 動作が硬めで制御的
• リーダーシップがやや「権威的(トップダウン)」になりやすい
• ストレス耐性は低め
「動的(Dynamic)」特性の解説

• 世界を「変化の連続(process, flux)」として捉える傾向があります。
• 物事の移り変わりや推移、進行の方向性に注目します。
• 出来事を「物語や流れ」として記憶する傾向があります。
• 時間とともに移り変わるプロセスや流動性に敏感。
• 状態そのものよりも、「どう変化してきたか(過去→未来)」に注目。

特徴的な行動や認知の例
• 記憶を「映像や動画のような動き」で思い出す
• 人や物事の変化に敏感で、それに応じて行動や判断を柔軟に変える
• 状況の推移や流れの中で、次に何が起きるかを予測する
• 固定よりも進行中の変化の「傾向」や「方向性」に関心がある
「深刻(Serious)」特性の解説

感情と関係性
• 感情の雰囲気や空気感を読み取るのが苦手
• 楽しさと活動を分けず、「活動の中に楽しさが含まれている」ように感じる
• 出会いは必ず段階的・儀礼的プロセス(例:挨拶や紹介)を経る必要がある
• 名前や肩書きなどの情報を重視し、正式な紹介がないと「知り合い」と認識しない

世界観・判断スタイル
• 「正しさ」は客観的・絶対的な基準によって決まると考える
• 個人の意見や経験は重要だが、それとは別に「一般に通用する正解」があると信じている
• 他者との議論では、自分の見解よりも「正しい方法」そのものを提示する

行動傾向
• 「なぜそうしたのか」ではなく「誰がそうしたのか」を問う
• 間違いが気になると、説明よりも自分でやり直したくなる
• 方法や行動には「唯一の正解」があると考える傾向

話し方・語彙
• 「このやり方が一番効率的」「これは正しくない」など、客観的断定が多い
• 「概念のすり合わせ」はあまり行わず、「正しい定義」が前提にあると考える
• 行動の説明では「例」を重視し、明示的に正誤を示す

論理タイプは客観主義(深刻)に寄りやすい
「賢明(Judicious)」特性の解説

• 自然な状態:リラックス
• 活動の前に整えてから動く(準備 → 動作)
• 一度に全部ではなく、段階的に進めて途中で休む
• 外的刺激がないと行動を開始しにくい
• 「考えること」「整えること」に重きを置き、決断や実行は自動的・流れで行われる
• 結果よりも**環境や働きやすさ(自由・快適さ)**を重視
• 「準備段階」に意識が向きやすく、決断の瞬間は曖昧

口癖・語彙傾向
• 「まだ決めてないけど、まあどうにかなる」
• 「まずは整えてから始めたい」
• 「考えてる段階が一番大事」
• 「やる気が出たら動くよ」
• 「タイミングが来れば自然にそうなる」

行動の特徴
• 物事を「モデル化」してから動こうとする
• 決断は「状況に促されて仕方なく」なされる感覚がある
• 「休むための働き方」や「自分のペース」を最優先
• 「いつ決めたか覚えてない」「なんとなくやってた」
「民主主義(Democratic)」特性の解説

個人の固有の特性に基づいて他者を捉える。人間関係は個別の親しさや共感を基準に形成される。人を何かの「集団の一員」として扱うことは少なく、ラベリングやステレオタイプには消極的。

• 他者を「〇〇系の人」といったカテゴリで捉えず、あくまでその人個人の特性に注目する。
• 「この人は親しみやすい」「聡明」「面白い」といった個人的・直接的な印象で判断。
• 人間関係はグループへの所属よりも、一対一の相性や価値観に基づく。
• 「私が私であること」が重要。個人主義。
• 「この人はどこの出身?」などの話題に興味を持ちにくい。
• 「私は〇〇の代表者」という表現をあまり使わない。
「先見の明(Farsight)」特性の解説

特徴
• これまでの経験や知識を活かして事前に備える
• 決まった方法やルール、過去に蓄積したノウハウを活用する
• 「準備こそが成功の鍵」という意識
• 答えの中に、「どうやってそこに至ったか」という背景・情報収集過程を含めて語る
• 一つの行動の前に多くの可能性を検討する
• 「もしものための準備」が安心材料

話し方の傾向
• 「過去の例から考えて」「前もこうだったから」
• 「万が一に備えて」「こういうケースもあるから、こう準備する」

例(旅行準備のケース)
• 「前回失敗したから、今回は予備の電池と充電器を用意する」
• 「現地で調べ物したくないから、事前に調べておく」
• 「旅行前に必ず天気予報と現地言語をチェックする」
「譲歩(Yielding)」特性の解説

本質的な価値観
• 「リソース(持っているもの・能力)」は神聖不可侵
• 「関心(興味や目標)」は柔軟に変えられるもの

行動と心理の特徴
• 「できないこと」は潔くあきらめる:「できないなら、もう興味も持たない」
• 興味や目標は、リソースに応じて調整する:「面白そうだけど、今の自分には無理」
• 他者との会話や対話では、自分の関心をオープンに共有しやすい
• 自分の所有物や身体的リソース(時間、空間、金銭、体力など)に対する侵犯に非常に敏感
• 他人が土足で踏み込むと、普段穏やかでも激しく反応する

発言例
• 「興味があっても、できなければやらない」
• 「持っているリソースに応じて、自分の関心も変わる」
• 「自分に無理なことは最初から避ける」
• 「興味は変えられるけど、持ち物や時間は譲れない」
「結果(Result)」特性の解説

主な特徴
• 物事を結果や目標に向けて俯瞰的に捉える
• 始まりと終わりの区切りを意識する
• プロセスにはあまり没入せず、複数の事柄を並行処理しやすい
• 書籍や情報を飛ばし読み・要点読みする傾向
• 全体像を掴んだ後に、詳細へ向かう「トップダウン型」

発言傾向・語彙
• 「結果」「目標」「始まりと終わり」「区切り」「見通し」などの語を多用
• 「要するにどうなるの?」「それで終わりなのか」などの反応

行動傾向
• 過程よりも「どこに辿り着くか」を重視
• 終わりが見えない作業には強い不快感や苛立ちを感じる
• 複数のタスクを同時進行で管理する「マルチタスク型」
「戦術(Tactician)」特性の解説

思考と行動の特徴
• 重視するのは現在の選択肢や状況の中での最適な「手段」や「進み方」
• 「何を目指すか」よりも「どう進むか」を大切にする
• ゴールは状況に応じて変わる:ルートに合う目標を見出す
• 未来の理想より、今できる選択肢を広げることに関心がある
• ゴールに到達すると「空虚感」や「方向感覚の喪失」を感じやすい

行動傾向
• ゴールよりも道筋や実行可能性を優先して計画を立てる
• 長期目標を立てるのが苦手、あるいは避けがち
• 「こうなるかも」「これもできるかも」と複数の道を想定
• 他人に「目的は何?」と聞かれると戸惑うことも

よく使う語彙
• 「方法」「手段」「流れ」「やり方」「タスク」「とりあえず」
「感情主義(Emotivist)」特性の解説

会話・人間関係
• 会話では感情の雰囲気を最優先し、場の空気や人間関係の“調整”を行う
• テーマから逸れても、場を明るく保つための会話を続ける傾向あり
• 対話ではまず心理的な安心感や雰囲気作りを目指す

感情との関わり
• 新しい経験・感情を求める傾向が強い:「知らないものに出会いたい」
• 同じ本や映画を繰り返し読む/見ることは少ない(新しい発見がないと飽きる)
• 情報の質が低いと、感情的に反応できない=関心が湧かない

行動傾向
• 他人からの「お願い」や「やってみて」といった働きかけに影響されやすい(断りづらい)
• 感情には柔軟に対応できるが、依頼に対する“切り離し”が苦手

発言例
• 「空気が悪かったら、その会話は無駄だったように感じる」
• 「旅行は毎回違う場所がいい。知ってる場所だと退屈」
• 「同じ話題でも、その場の感情が違えば話し方も変わるよね」
「肯定主義(Positivist)」特性の解説

認知・表現の傾向
• 物事を「存在するもの」「実現されていること」として捉える
• 既存のものを最適化し、磨き上げようとする
• 初対面で比較的オープン、肯定的な姿勢から入る
• 否定よりも肯定表現を多く使う(「できる」「ある」など)
• 問題を指摘するときも「〜はあるが、〜もある」と補足的に肯定する

例文(肯定形による情報提示)
• 「このグラスは半分入っている」
• 「すでに43万8000ドル集まっています」
• 「この点については合っていると思います」
LSE-Dのグループ
アンチベータクアドラ
Anti_beta_quadra
直線主張気質
Linear-assertive
実用管理クラブ
Pragmatists
コミュニケーションスタイル
ビジネスライク
Business-like
恋愛スタイル
世話好き
Caring
モチベーション
ステータス
Status
ストレス耐性
訓練
Trained
プロジェクトグループ
具体的プロセス
Concrete Processes

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1.「実務官」の特徴
「現場を支える創意工夫の達人」
LSE-Dは、整えられた作業環境の中で、自分の裁量を最大限に活かしながら効率的に動くタイプです。マニュアルや形式よりも「今ここで最も成果が出るやり方」を選び、臨機応変に実務をこなします。日々の積み重ねと工夫にこそ、価値を見出します。

「協力と人間的つながりを重視」
他者との和やかな協力関係を築くことに長けており、チームの中で周囲をサポートしながら、自分の専門性を発揮します。声を荒げたり権威を振りかざしたりすることはなく、共感や人間的な信頼に基づくネットワークを大切にします。

「整った環境と生活感覚」
感覚的な快適さや段取りの良さに優れ、生活リズムを壊すような無理はしません。道具や作業空間を手入れし、効率と心地よさが両立した環境でこそ力を発揮します。情報を一度に詰め込むより、実際に手を動かしながら理解を深めていく学習スタイルを好みます。

「結果にこだわる現実主義者」
結果に責任を持ち、過程よりも「終わったかどうか」「誰かに役立ったか」に価値を見出します。細かな理屈や全体主義的な理念よりも、「誰が今ここで幸せになったか」を優先します。そのため、効率を度外視した形式主義には冷めた目を向けます。
Socionics

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