ソシオニクス(Model K):4因子から5因子へ
ソシオニクス(Model K)は、従来の4因子・16タイプを出発点に、タラノフの質問・宣言機能(Qi・Qe・Di・De)の主張を踏まえ、神経性傾向をQ/Dという独立した第5因子として取り入れました。 ソシオニクス(Model K)は、5つの基本因子、それらの掛け合わせから生まれる特性、レイヤー1〜5の機能定義を組み合わせて、タイプと相性を定義します。32タイプは、この構造全体から読み解きます。
基本因子はR(非合理/合理)、E(外向/内向)、Q(質問/宣言)、N(直観/感覚)、T(論理/倫理)の5つです。各因子を二つの極で表すと、タイプは2⁵=32通り、空の組み合わせを除く積特性は2⁵−1=31通りになります。
タイプのQ/Dと、特性のQ/D
タイプ末尾の-Q/-Dは、Qi・Qe・Di・Deなどの機能構造を反映した区分です。特性のQ/Dとは、同じ記号でも説明しているものが異なります。
特性としてのQ/Dは、成立した評価を再び開いて再考する「評価開放」と、その評価を次の処理の足場にする「評価保持」を表します。
実際の働きは、状況に応じて動的に切り替わります。タイプは一場面の振る舞いだけで決まるものではありません。
同じ人の中で、働きが切り替わる
ある人が、有望だと考えていた案に新しい情報を得て、評価の根拠を再検討する。ここでは評価を開いています。
同じ人が、検討後に得た評価を足場にして、案の実現方法を考える。ここでは評価を保持しています。
この二つは、-Qタイプにも-Dタイプにも起こり得る場面です。どちらか一方を使い続ける人、という意味ではありません。
ソシオニクス(Model K)の32タイプ
古典の16タイプ・15のレイニン特性・4クアドラに対し、Model Kは32タイプ・31特性・8クアドラを定義します。31特性には基本5因子も含まれます。同じ名称の特性でも、定義とタイプへの割り当ては現在のModel Kに従います。
切り替わる場面を振り返る
どんな情報を受け取ると評価を開き、何を確かめるとその評価を足場に進めるのか。仕事や対話の場面を振り返り、同じ自分の中での切り替わりを見てみてください。タイプを理解するときは、他の特性や機能の構成もあわせて読みます。
