ストレス耐性とは
ストレス耐性グループは、ストレスが重なり合うディストレス下で、人がどう反応するかによって 32 タイプを 4 つに分ける小集団分類です。価値観(クアドラ)や関心領域(クラブ)とは別レベルの、「ストレスとの付き合い方」という一面を切り出した分類です。
重要なのは、ストレスの到来にいかに早く気づけるか。早く気づくほど、まだ力の残るうちに正しく反応し、回復する余地が生まれます。この「反応の速さ」を、レイニンのプロセス/結果と合理/非合理が決め、第三の軸民主/貴族が耐性の現れ方(両極か中間か)を分けます。
原典について グレンコ 1995 / プロコフィエワ 開く
この 4 群を最初に記述したのは В. グレンコ(『よく統率されたチームのマネジメント』1995)です。のちに Т. プロコフィエワと НИИソシオニキ(ソシオニクス研究所)が、診断記録に基づいて各群の振る舞いを詳細化しました。露語では 4 群に Вязкие(粘着)・Каркасные(骨格)・Хрупкие(脆弱)・Гибкие(柔軟)という比喩名が与えられています。Model K では Q/D 軸を含む 32 タイプ体系で各群が 8 タイプずつになります。
4 つのストレス耐性
4 群は耐性の高低で二手に分かれます。訓練(骨格)と強い(柔軟)は高い耐性、凍結(粘着)と弱い(脆弱)は低い耐性。ただし「低い」は人格の優劣ではなく、あくまでストレス反応のスタイルです。低耐性のタイプは他者のストレスへの敏感さ・共感に持ち味があります。
低い耐性
凍結
Frozen / Вязкие(粘着)
非合理 × プロセス × 民主主義
高い耐性
訓練
Trained / Каркасные(骨格)
合理 × 結果 × 民主主義
最も低い耐性
弱い
Vulnerable / Хрупкие(脆弱)
合理 × プロセス × 貴族主義
最も高い耐性
強い
Resistant / Гибкие(柔軟)
非合理 × 結果 × 貴族主義
| 群 | 原名(露) | 定義軸 | 耐性 | 人数 |
|---|---|---|---|---|
| 凍結 | стрессотормозные Вязкие |
非合理 × プロセス × 民主主義 | 低い耐性 | 8 |
| 訓練 | стрессотренируемые Каркасные |
合理 × 結果 × 民主主義 | 高い耐性 | 8 |
| 弱い | стрессонеустойчивые Хрупкие |
合理 × プロセス × 貴族主義 | 最も低い耐性 | 8 |
| 強い | стрессоустойчивые Гибкие |
非合理 × 結果 × 貴族主義 | 最も高い耐性 | 8 |
定義する 3 軸
| 軸 | 意味 |
|---|---|
| 合理 / 非合理 | 緊張下で計画・原則を保つか(合理)、状況に即応するか(非合理)。反応の速さを左右する |
| プロセス / 結果 | 流れに連続的に巻き込まれるか(プロセス)、始点・終点を把握し原因除去へ切り替えられるか(結果) |
| 民主 / 貴族 | 耐性が中間的な二位置(粘着・骨格)に現れるか(民主)、両極(脆弱・柔軟)に現れるか(貴族) |
内部構造 ── 高い快適性(71.4)
各ストレス耐性群の 8 タイプは、双対・共鳴・帰属・親族・ビジネス・羅針・理想の 7 種の関係(各 4 ペア)で結ばれます。群内平均 COMFORT は 71.4 と高く、衝突・監督などの緊張関係を一切含みません。とりわけ 双対関係を 4 組内に抱える、居心地のよい群です。
| 内部の関係 | ペア数 |
|---|---|
| 双対 | 4 ペア |
| 共鳴 | 4 ペア |
| 帰属 | 4 ペア |
| 親族 | 4 ペア |
| ビジネス | 4 ペア |
| 羅針 | 4 ペア |
| 理想 | 4 ペア |
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