プロジェクトグループは、人がどんな種類のプロジェクト(課題の立て方・進め方)に向かうかで 32 タイプを 4 つに分ける小集団分類です。具体的プロセス群は、最も細部志向で、精密な手仕事に長けたグループです。
このグループの性格
原典では、このグループは次のように記述されています。
最も細部志向のタイプであり、しばしば精密な手仕事に秀でる。情報を少量ずつ、いわば「かけら」のように取り込む。このグループには、特定の個人の幸福に心を配る管理者や社交家が含まれる。その運営スタイルは社会志向的である。グループの性格には、社会正義と慈善の要素が含まれる。
── グレンコ『老化と更新の波 ── ユング的アスペクトと結びついた進歩の方向性』(1996) より
「かけら(crumbs)」のように情報を取り込むとは、対象の質感・形・場の状態という具体を、確かな一つひとつとして緻密に積み上げることを指します。大づかみよりも、目の前のものを正確に扱う手わざを信頼するグループです。
その視線は、抽象的な人類一般ではなく、特定の個人の幸福へと向かいます。誰が今どう困り、何を必要としているかを具体的に見て取り、世話を焼き、場を整える ── ここに社会正義と慈善の性格が表れます。強みは目の前の具体に手を届かせる確かさにあり、弱みは視野が手元に限られ全体の流れを見失いやすいことにあります。
4 群のなかでの位置
具体的プロセス群は、知覚(感覚)と進め方(プロセス)の組合せで定まります。プロセスは物事を拡散的に開きながら進め、結果は収束的に絞り込んで仕上げます。
| 軸 | 意味 |
|---|---|
| 感覚 | 対象の具体的な細部・質感・実在を捉える知覚 |
| プロセス | 物事を連続的に展開する進め方。細部から全体へと開きながら(拡散的に)進む |
所属する 8 タイプ
Model K のサブ分類 ── 静的/動的(Si/Se)
このグループはさらに、知覚機能の性質(静的/動的)によって 2 つに分かれます。感覚群では、これは主導的にはたらく感覚要素が Si(連続的・時間的にとらえる感覚)か Se(離散的・空間的にとらえる感覚)かの違いにあたります。Si は身体と環境の連続的なやりとり ── 心地よさ・なめらかさ・状態の移ろい ── を追います。Se は対象や領域を、区切られた離散的な空間・境界として押さえます。Model K の Q/D 体系で、各極 4 タイプずつになります。
動的(Si)── 連続的・時間的
状態の移ろい・快不快の流れに連続的に寄り添い、その場のケアを継続的に届けやすい。
静的(Se)── 離散的・空間的
対象や資源を区切られたものとして掌握し、配分・管理として働きやすい。
※ この静的/動的の分割は 4 群すべてに共通し、プロジェクトグループ全体を 8 つのサブ群に細分します。上記は群レベルでの傾向を示すものであり、個々のタイプを断定するものではありません。
内部構造 ── 平均快適度 42.9
具体的プロセス群の 8 タイプは、価値観を共有するクアドラのような結束した群ではなく、羅針・帰属・親族・共鳴などの関係に加え、疑似同一・共依存といった緊張関係も含みます。立場の異なる者たちが「同じ種類のプロジェクト」へ向かうことで結ばれる、実務的な集まりです。
| 内部の関係 | ペア数 |
|---|---|
| 羅針 | 4 ペア |
| 疑似同一 | 4 ペア |
| 共依存 | 4 ペア |
| 緊張受益 | 4 ペア |
| 監督 | 4 ペア |
| ビジネス | 2 ペア |
| 帰属 | 2 ペア |
| 親族 | 2 ペア |
| 共鳴 | 2 ペア |
