5つの基本因子から、32タイプと31特性を読む。
Model K 31 Traitsは、R・E・Q・N・Tの5因子をもとに、情報の扱い方と処理の違いを整理する体系です。従来の名称を使う特性もありますが、定義とタイプへの対応はModel Kとして読みます。
体系の違いを、まず一枚で。
| レイニン特性 | Model K 31 Traits | |
|---|---|---|
| 基本因子 | 4因子 | 5因子 |
| タイプの数 | 16 2⁴ | 32 2⁵ |
| 特性の数 | 15 2⁴ − 1 | 31 2⁵ − 1 |
| Qの位置づけ | 派生特性としての質問/宣言 | 独立因子としての評価開放/評価保持 |
レイニン特性は、16タイプを二分する15の軸として整理されます。Model Kは5因子で32タイプを表し、空の組み合わせを除く31の積特性を扱います。
16タイプと15の二分法について:A. Augustinavičiūtė & G. Reinin · 2006
数が増えた理由
4因子の組み合わせは15通り、5因子では31通りです。ただし、「従来の15特性をそのまま残し、16特性を足した」という意味ではありません。基本因子Qの位置づけと各特性の意味を改めて定めているため、同じ名称でも旧体系の定義やタイプ割当をそのまま移すことはできません。
Model Kの基本因子
質問/宣言は、話し方だけを指しません。
Model KのQは、いったん成立した評価を再び開くか、次の処理の足場として保持するかを表します。疑問文の多さ、断定口調、自信の強さで分類するものではありません。16の基本タイプそれぞれにQ/Dを置くため、32タイプになります。
旧表記から、今の定義へ。
以下は本サイトの旧表記との対応です。古典レイニン特性の全説明を、右側の名称だけに置き換えるための同義語表ではありません。現在の意味は各特性ページの定義で確認できます。
一つにまとめていた意味を、分けて読む。
情報を何として捉えるか、どう処理するか、どこから行動が始まるかは、それぞれ異なる問いです。複数の意味を一つの特性に含めず、何を説明しているのかに応じて使い分けます。
非合理/合理に、柔軟さ・一貫性まで含める説明
外向/内向に、外から刺激を受ける・自ら動き出すという説明を重ねる場合
質問/宣言に、未知への慎重さまで含める説明
ほかの整理例
直観/感覚に、情報を広げる・集中するという説明を重ねる場合
論理/倫理に、原因を分析する・対象の性質を見極めるという説明を重ねる場合
動的という語に、状況への柔軟な対応まで含める説明
不足への注目を、未知への警戒とまとめる説明
戦略に、事前準備・先見という説明まで含める場合
機能の位置と、特性は別のもの。
Model Aの第1〜第8機能という位置や、強い/弱い、価値づける/価値づけないといった性質を、31特性のどれか一つへ改名するわけではありません。たとえば創造機能の使い方の柔軟さと、個人の特性としての柔軟/一貫は、説明している対象が異なります。
ダッシュボードの数値は何を表すか
数値は、診断回答から得た32タイプへの適合の重みを、各特性の両側へ集計したものです。左右の合計は100になります。31項目をそれぞれ独立に直接測定した得点でも、能力や優劣の点数でもありません。
分類の数理と、心理的な意味は区別します。31の積特性を定義できることだけで、それぞれの心理特性が実測で検証されたことにはなりません。
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