技術導入 ── Technology Introduction
実装グループ論理 × 結果

技術導入

Technology Introduction
有望な技術を生産へ送り込む

実装グループは、新しいものをどのように社会へ実装するかで 32 タイプを 4 つに分ける小集団分類です。技術導入群は、有望な技術やアイデアを生産の現場へ強引に送り込むグループです。

このグループの性格

原典では、このグループ(最も男性的・戦略)は次のように記述されています。

これらは最も男性的なタイプであり、左(結果)の進歩と論理的気質が一つに結びついている。後ろを振り返らず大胆に行動する。その活動領域は、経営と科学の接点にある。有望なアイデアや開発を生産へ局所的に導入し、これがホメオスタシスの最大の動揺をもたらす。

── グレンコ『老化と更新の波 ── ユング的アスペクトと結びついた進歩の方向性』(1996) より

原典の言う「ホメオスタシスの動揺」とは、社会や組織が保っている安定を、新しい技術がいったん大きく揺さぶることを指します。技術導入群は、リスクをいとわず未踏の技術を一点へ送り込み、現場を一気に変える ── 革新の起点となるグループです。

このグループには、リスクある事業を推し進める促進者と、それを支える技術的支援の開発者が含まれます。強みは、停滞を破って新しいものを現実の生産へ食い込ませる突破力にあります。一方で、局所的・破壊的な導入ゆえに、周囲の動揺や摩擦を引き起こしやすい面もあります。

4 群のなかでの位置

プロセス(普及)結果(突破)論理倫理技術導入技術発明理念導入社会定着

技術導入群は、実装の対象(論理)と実装の仕方(結果)の組合せで定まります。論理は技術・システムを、倫理は理念・慣習を対象とし、結果は局所的な突破、プロセスは広域への普及へ向かいます。

意味
論理物事を仕組み・法則・効率で捉える判断。技術やシステムを実装の対象とする
結果区切りをつけ局所的に突破する進め方。一点へ導入し、最大の動揺をもたらす(収束的)

所属する 8 タイプ

Model K のサブ分類 ── 外向/内向

このグループはさらに、エネルギーの向き(外向/内向)によって 2 つに分かれます。外向のタイプは外へ働きかけて場を動かし、内向のタイプは内側で支え・整え・深める役割を担いやすくなります。Model K の Q/D 体系で、各極 4 タイプずつになります。

外向 ── 外へ働きかける

リスクある事業を前へ進める促進者として、技術を現場へ押し出しやすい。

内向 ── 内側で支える

技術的な支援を開発し、導入を内側から支えやすい。

※ この外向/内向の分割は 4 群すべてに共通し、実装グループ全体を 8 つのサブ群に細分します。上記は群レベルでの傾向を示すものであり、個々のタイプを断定するものではありません。

内部構造 ── 平均快適度 42.9

技術導入群の 8 タイプは、価値観を共有するクアドラのような結束した群ではなく、羅針・帰属・親族・共鳴などの関係に加え、疑似同一・共依存といった緊張関係も含みます。立場の異なる者たちが「同じ実装の役割」へ向かうことで結ばれる、実務的な集まりです。

内部の関係ペア数快適度
ビジネス2 ペア75
帰属2 ペア75
親族2 ペア75
共鳴2 ペア75
羅針4 ペア50
共依存4 ペア50
緊張受益2 ペア25
監督2 ペア25
緊張恩恵2 ペア25
選手2 ペア25
疑似同一4 ペア0